伊勢原市日向地区にある全長約1.5キロの古道「日陰道(ひかげみち)」で、約300株のアジサイが見頃を迎えている。山の緑を背に水色や青色の花が道を彩り、訪れた人が涼を感じながら散策を楽しんでいた。
日陰道は「かながわの古道50選」の一つで、源頼朝が日向薬師を参詣した際に家臣が通ったとされる。地元の市民団体「たかべや緑の里振興会」(清水義仙会長)や住民有志らが20年以上前から、花の手入れや散策路の整備を続けてきた。
平塚市内から訪れた主婦(43)は「同じ青でもいろいろな色があり、近くから眺めても遠くから見ても楽しめる」と話していた。
見頃は今月末まで。問い合わせ(平日のみ)は、伊勢原市観光協会電話0463(73)7373