
消防車やはしご車に搭乗したり消防活動の一端を体験したりすることで、消防活動への理解と防災意識の向上を目指す「消防フェスティバル2016inひらつか」が5日、平塚市大原の市総合公園で行われ、多くの親子連れなどが足を運んだ。市消防本部主催。
ことしで8回目。20トンのはしご車との綱引きや放水体験、心肺蘇生法の体験などが企画された中、先着70組に限定されたはしご車の搭乗は、開始前の午前9時には定員に達する盛況ぶり。最大延伸45メートルのはしごを20メートル付近まで伸ばすと、搭乗した子どもたちから歓声が上がった。友人と乗った市立吉沢小学校2年の児童(7)は「富士山や高いビルが見え、高くてちょっと怖かった。消防士さんは怖くないのかなと思った」と話していた。
水平に張ったロープを渡るレンジャー体験に挑戦した男児(4)は「怖くなかった。大きくなったら強くて格好いい消防隊員になりたい」と頼もしかった。
消防長は「これから寒い時期になる。火災予防を各家庭でもしていただきたい」と呼び掛けていた。