
漆喰(しっくい)の良さをもっと知ってもらおうと、材料に漆喰を用いたアート作品が10月27、28の両日、横浜デザイン学院(横浜市西区)の文化祭「潮風祭」でお披露目された。神奈川新聞社(同市中区)と同学院、工務店のサンキホーム(藤沢市)による共同制作。
14日に横浜・みなとみらい21(MM21)地区で開催された「住まいづくりフェア」で制作した。サンキホームの木本己樹彦社長から提案された企画で、縦1・8メートル、横3・6メートルの漆喰で作られたキャンバスに同学院の学生がイラストを描き、和紙の葉を来場者と一緒に貼り付けて完成させた。
デザインを担当した同学院2年の富永綾乃さんと藤崎健汰さんは「漆喰に着色すると想像以上の吸水性に驚いた。これまで触れたことがなかったので貴重な体験になった」と話した。作品は11月中旬から、大さん橋などで公開される予定。