
伊勢原市内のミカン畑で、特産のミカンが収穫シーズンを迎えた。甘い香りが漂う畑には黄色く色づいた大きめの果実が実り、親子連れらが摘み取りを楽しんでいる。
同市善波の斜面に広がる「あかざと園」では26日、市内を一望できる雄大な景色を前に、ミカン狩りが行われた。園主でJAいせはら柑橘(かんきつ)部会委員長の飯塚正晃さん(69)は「今年は夏の暑さで糖度が高く、平年よりも甘い仕上がりになった」と話している。ミカン狩りは12月上旬まで。
JAいせはら営農経済部によると、柑橘部会に加入し、ミカンなどの柑橘類を育てる市内の農家は120戸で、栽培面積は約32ヘクタール。収穫は12月下旬ごろまで続き、今年の収穫量は約636トン以上を見込んでいる。出荷後は市内の直売所やスーパーなどで販売される。
問い合わせは、JAいせはら営農経済部電話0463(93)8115(平日のみ)。