秋深まる丘陵地を彩るように、平塚市土屋の農園でざる菊が咲き誇っている。土屋ざる菊愛好会と地元の小学校、公民館が育てた黄色や赤などの花々800株が約千平方メートルの園内を覆っている。
市道吉沢土屋線の座禅川近くに昨年開設したざる菊園。白やピンク色の開花は1週間ほど遅れているが、愛好会の渋谷春雄顧問(79)は「年配者が多い地域で一生懸命育てた。花を通じて地域も元気になれば」と期待を寄せている。
現地ではざる菊の即売も行われ、土屋公民館では4日まで菊花展が開催されている。問い合わせは、同公民館電話0463(58)0833。