新型コロナウイルスの影響で休館中の「横浜市民ギャラリー」(横浜市西区)が、自宅で参加できる企画「お休み中の展示室に花を咲かせよう!」を実施している。インターネットで募った花の絵や工作の写真を展示室に飾る試み。スタート後3週間で国内外から120点を超す作品が寄せられ、空っぽのギャラリーに鮮やかな花畑が広がっている。
外出自粛中もアートを通じて人と人がつながり、互いに元気を届けようと5月14日に始めた企画。3歳から87歳まで幅広い年齢層が参加し、横浜をはじめ英国など海外からも届いている。写真が増えていく様子は会員制交流サイト(SNS)で公開しており、「ギャラリーに行った気分になれる」「アートは心の栄養」といった声が寄せられた。担当者は「毎日送ってくださる方もいて、皆さんの力作に驚かされている」と話している。
参加方法は、クレヨンやカラーペンなどで描いた花の絵、折り紙などで作った立体作品を撮影し、画像を専用アドレスに送付する。1家庭につき1日1点までで、6月10日までの期間中は何度でも応募可能。詳細は、同ギャラリー公式サイトで。