平塚市内の畜産農家が集まり、乳牛の出来栄えなどを競う市畜産共進会が25日、同市追分の浅間緑地で開かれた。
平塚は伊勢原に次ぐ県内有数の畜産地域。29軒の酪農家で948頭の乳牛が飼育されている。この日の品評会に出品されたのは、14軒の畜産農家の乳牛27頭。未経産や経産などの各部門で、体の骨格やバランス、乳の形状などを総合的に審査した。
全部門を通じ最優秀となるグランドチャンピオンには、猪俣牧場(中吉沢地区)の「イノファ・ゴールド・ストーム・アイオン」が選ばれた。同牧場の猪俣誠造さん(68)は「グランドチャンピオンは35年ぶり。最近は若い出品者が選ばれていたので自分も負けられないと思った」と笑顔だった。