今こそ上を向いて、空を眺めて─。新型コロナウイルスの収束を願い、全国の花火業者がタッグを組んで6月初旬、47都道府県の夜空に一斉に花火を打ち上げることになった。観客の密集を避けるため会場も日時も「非公開」というが、コロナ禍に苦しむ人たちに向けて大きなエールを送る。参加する横浜の花火業者は「花火屋ができることはこれしかない。街の人たちを元気づけたい」と意気込んでいる。
「全国一斉悪疫退散祈願 Cheer up! 花火プロジェクト」と銘打った花火大会。日本煙火協会青年部のメンバーらが企画し、全国の花火業者約150社が名乗りを上げた。