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緑のカーテン募金3年目 節電の取り組みで被災地支援 寒川町商工会

話題 | 神奈川新聞 | 2018年9月18日(火) 17:20

寒川町商工会の建物を覆う緑のカーテン。ゴーヤーの中にアサガオもちらほら。手前には大葉も
寒川町商工会の建物を覆う緑のカーテン。ゴーヤーの中にアサガオもちらほら。手前には大葉も

 寒川町商工会(同町宮山)が夏の節電対策として育てた商工会館の「緑のカーテン」のゴーヤーを販売し、売り上げ全額を被災地に送る「グリーンカーテン募金」を続けている。1本50円で販売する活動は今年3年目を迎え、昨年までに1万5千円を寄贈した。「ささやかだが役に立てば」と、手入れと収穫に汗を流す。


【緑のカーテン募金3年目】すくすく育つ、寒川町商工会の「緑のカーテン」ゴーヤー
【緑のカーテン募金3年目】すくすく育つ、寒川町商工会の「緑のカーテン」ゴーヤー

 商工会事務局によると、ゴーヤー栽培を始めたのは東日本大震災があった2011年。以前植栽があった南向きのガラス壁面前のスペースを活用し、竹の支柱に網を掛けて苗を植えている。

 真夏にブラインドを下ろす必要がないほど成長し、年によって波はあるものの実りは上々だ。三簾(みすい)博照事務局長は「最初は『ご自由にお持ち帰りください』と置いたが、そのうち『売れるのでは』の声が出て試してみたんです」と話す。


寒川町商工会の1階入り口近くで販売されるゴーヤー。前年までの寄付状況のコピーも添付されている
寒川町商工会の1階入り口近くで販売されるゴーヤー。前年までの寄付状況のコピーも添付されている

 職員が朝に収穫したものを、募金箱と一緒に1階ロビーに展示。多い時は15本ほどが並ぶ。特に宣伝はしていないが、会議室で一般の人も対象にしたパソコン教室を始めたこともあり、人目に触れる機会が増え「結構、人気です」。

 今年はこれまで140本ほどを販売。「まだ花は咲いているので、もう少し収穫できそう」という。

 10月に売り上げをまとめ、郵便局に振込用紙のある被災地へ送金する。16年は熊本地震で震度7を記録した熊本県益城町の災害対策本部へ、17年は九州北部豪雨に見舞われた大分県中津市へ送った。今年の送金先は未定。

 問い合わせは同町商工会電話0467(75)0185。

 
 

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