
川崎市多摩区を拠点に活動するプロレス団体「HEAT-UP(ヒートアップ)」が10月31日、川崎市中原区の市とどろきアリーナで、同団体最大の興行である「川崎炎上シリーズ・とどろきの乱」を開催する。
市都市ブランド推進事業の一環で、9月5日に記者会見した田村和宏代表(38)は「プロレスを通じて、挑戦する素晴らしさを伝えたい。川崎の魅力も知ってもらいたい」と意気込みを語った。
ベルトを懸けたシングルマッチを含む全7試合をインターネットで生配信する予定。人口が急増している武蔵小杉駅周辺(中原区)の住民らが交流する「こすぎの大学」とのタッグで、会場ロビーを川崎にちなんだ写真などで彩ったり、市内全域の飲食店に出店を要請したりしている。
相模原市出身で、メニエール病を患いながらリングに上がっていた近藤“ド根性”洋史選手(31)は今回、引退試合に臨む。「プロレスから目標を持つ大切さを学んだ。元気いっぱい闘いたい」と話し、「プロレスで社会貢献」を掲げる同団体の理念を胸に、障害者や若者に活力を届けるつもりだ。
午後6時開始(同5時開場)。障害者手帳を持参した来場者や高校生以下は無料。チケットなどの問い合わせは、ヒートアップ電話044(712)4312。