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【バスストップ】東急・北31(3)センター北駅 地域の子育て休憩所

話題 | 神奈川新聞 | 2020年5月22日(金) 14:00

たくさんの親子が訪れる子育て支援センター「Popola」=横浜市都筑区
たくさんの親子が訪れる子育て支援センター「Popola」=横浜市都筑区

 横浜市営地下鉄センター北駅(同市都筑区)に直結するビル内に、都筑区子育て支援(しえん)センター「Popol(ポポラ)a」がある。NPO法人「こども応援ネットワーク」が運営し、妊娠(にんしん)中の人と家族、就学前の子どもと保護者が気軽に立ち寄り、自由に過ごせる“子育て休憩(きゅうけい)所”だ。

 取材の日は平日の午後で、10組20人以上の親子が室内でくつろいでいた。親同士で語らったり、子ども同士で遊んだりする様子は「ニュータウン」というよりも、昭和の時代にあった地域交流の風景を思わせる。

 県外から約1年前に都筑に転入してきた大西久美子さん(37)は「スタッフの方々が相談に乗ってくれ、他のママさんたちとも話ができ、ここに来ると落ち着きます」。1歳(さい)4カ月と3歳の女児2人を連れ、週に1回は足を運ぶそう。交通の便が良いため、地下鉄で近隣(きんりん)の区からやって来る親子も多い。

 また第3土曜は、障害のある子どもや発達に心配がある子どもと親のために部屋を一つ開放し、気軽に遊びに来られる日を設けている。言語聴覚(ちょうかく)士や臨床(りんしょう)心理士などの専門家による無料の「じっくり相談」(予約制)も土曜に行っている。

 一方で課題もある。地域で子どもを預け、預かる「横浜子育てサポートシステム」の事務局を担う中で、子を預かる側の会員が足りないのだ。全市的な傾向(けいこう)だが、子育て世代が多い都筑では切実な悩み。スタッフの長島真美さん(56)は「乳児の世話をする母に代わって上の子を園に送迎したり、母の気分転換で子を預かったり、短時間でも手助けになる」と協力者を募る。施設(しせつ)や地域で説明会も開く。

 鳴海(なるみ)由紀子施設長(52)は「地域のつながりを大切に子育てを応援できれば」と願う。問い合わせは同施設電話045(912)5157。

(小学校高学年向けに、難しい漢字にふりがなを振りました)
【2020年1月23日掲載】

 
 

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