バレーボールのV・プレミアリーグで女子史上最多の6度の優勝を誇るNECレッドロケッツが25日、練習拠点にするNEC玉川事業場内体育館(川崎市中原区)で女子中学生を対象にバレーボール教室を開いた。部活動に励む市内6中学校の生徒約100人がトップ選手から直接指導を受けた。
教室では、パスやスパイクなど基礎トレーニングだけでなく練習試合なども実施。約2時間汗を流した。初めは緊張気味だった生徒たちも、腕立て伏せとじゃんけんを組み合わせたゲーム感覚のウオーミングアップなどで打ち解け、積極的に助言を求めるなどした。
練習の最後に、地元の市立生田中、市立橘高校出身の塚田しおり選手が「中学の時の練習は今でも役に立ったと思う。くじけずに前を向いてほしい」とアドバイス。市立向丘中2年の黒田汐里さん(14)は「普段意識しないことまで細かく丁寧に教えてもらい、とても勉強になった。憧れの古賀紗理那選手とも話ができてよかった」と話していた。
教室は2012年度から夏休み期間を利用して開催。子どもたちの技術力向上を通じ、地域でのバレーボール普及に貢献することを目的にしている。