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子育て、パートナーと分かち合おう 横浜でシンポ

話題 | 神奈川新聞 | 2018年8月26日(日) 02:00

パートナー間の男女平等やコミュニケーションの重要性が指摘されたシンポジウム=保土ケ谷公会堂
パートナー間の男女平等やコミュニケーションの重要性が指摘されたシンポジウム=保土ケ谷公会堂

 子育てでの孤立感、悩みを少しでも和らげてほしいと、「保土ケ谷区Happy子育てシンポジウム」が25日、横浜市の保土ケ谷公会堂で開かれた。同区主催。講演で汐見稔幸東大名誉教授は「子育てでは男女の平等が一番大事。自分がしたくないことは、連れ合いもしたくないと思うことから出発する」と指摘。パートナー間で、共感し感謝し合えるコミュニケーションが重要だと訴えた。

 舞台近くに大きな子どもスペースも設置した会場には、子どもたち約80人を含む約250人の親子らが参加した。

 汐見さんは「江戸時代、庶民は男性も育児をした」と、日本の本来の伝統を復活させるべきだとし、パートナー間の役割分担は、お茶を誰がどのように入れるのかといった小さな分担の積み重ねが重要だとした。パートナー間の気持ちを通じ合わせるため、「どんな家族にしたいのか原点に戻って会話をしてほしい」と訴えた。

 また、会社員の男性(37)が、共働きで1歳の長男を育てる日々について報告。「手伝うという言葉は当事者意識の不足だと妻から指摘された。自分がやっていないことは相手がやってくれていると考えるようになった」と語った。また、平日は夫婦の会話の時間もないため、LINE(ライン)の送受信が「1日に百数十回、多い時で200回を超える」と話し、会場を驚かせた。汐見さんも「ラインは感情を共有するコミュニケーションの一つ」と評価していた。

 
 
 

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