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丹沢見守る倉持さん、南極越冬隊員に 相模原の教諭も

話題 | 神奈川新聞 | 2018年8月20日(月) 14:47

南極へ向けて意欲を見せる倉持武彦さん(左)と新井啓太さん=東京都立川市の国立極地研究所
南極へ向けて意欲を見せる倉持武彦さん(左)と新井啓太さん=東京都立川市の国立極地研究所

 県立西丹沢ビジターセンター(山北町中川)で6月まで館長を務めた倉持武彦さん(50)が、第60次南極地域観測隊の越冬隊員に選ばれた。11月に出発する。北極点や6700メートルのヒマラヤ未踏峰登頂の経験を持ち、「見たことのない、想像を絶する極限の自然を見たい」と観測隊に応募した。また、相模女子大中学部・高等部(相模原市南区)の美術教諭、新井啓太さん(34)も夏隊の同行者として参加する。

 倉持さんは神奈川新聞相模原・県央版で掲載中の「丹沢新発見」でこれまで、執筆者の1人として丹沢の話題を提供してきた。6月いっぱいで勤務していた県公園協会を退職し、国立極地研究所(極地研、東京都立川市)に移った。活躍のフィールドを丹沢から南極へと大きく広げる。

 第60次観測隊は94人。うち越冬隊が31人。現地の夏の期間だけ滞在する夏隊が40人、夏隊の同行者が23人。11月下旬に日本を出発する。越冬隊は昭和基地で越冬し、1年4カ月後の2020年3月中下旬に帰国。夏隊は来年3月下旬に帰国する。

 観測隊には科学的な観測を行う観測部門と、観測部門の研究者をサポートする設営部門がある。倉持さんは設営部門の野外観測支援担当に選ばれた。科学者らが基地外でテントに泊まって観測作業を行う際に、安全に基地まで帰れるようサポートする、隊でただ一人のフィールド・アシスタントを務める。

 「南極は夏でもマイナス15~20度、冬はマイナス30度を下回る低温はもちろん、極めて固い氷で滑り止めのアイゼンの爪が入らなかったりと、注意すべき点が多い」と危険性を指摘する。隊員の安全確保だけでなく「研究者の観測内容をしっかり理解して、サポートしていきたい。その準備で大忙し」と倉持さん。

 一方、新井さんは1年半ほど前に極地研職員の講演を聞き、興味を引かれた。教員の南極派遣プログラムとして同行できることを知り、参加を決意した。

 衛星回線のテレビ会議システムで南極から日本の子どもたちへ向けた「南極授業」を行うのが最大のミッション。来年1月下旬から2月上旬にかけ、勤務先の学校向けに1回、他に希望する学校向けに1回行う。

 新井さんは「単に南極から伝えるだけなく、生徒の側からも南極にエールを送るなど参加型の授業を工夫したい。登山経験などは少ないが、今からわくわくしています」と意欲いっぱいだ。

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