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落書きケスンジャー 川崎市民ら汗だくでトンネル清掃

話題 | 神奈川新聞 | 2018年8月15日(水) 02:00

落書きをきれいに消すため、塗装ローラーでペンキを塗る児童ら=川崎市宮前区の第四梶ケ谷架道橋
落書きをきれいに消すため、塗装ローラーでペンキを塗る児童ら=川崎市宮前区の第四梶ケ谷架道橋

 地域の清掃活動に励んでいる市民団体「落書き戦隊ケスンジャー」と住民らが14日、川崎市宮前区のトンネルの落書きをきれいにする作業に取り組んだ。ケスンジャーは10年以上前、当時の小学生が同級生をからかう落書きを見つけ、消したのが始まり。メンバーは社会人になった今も、わが町のためにと汗している。

 この日は、同区のトンネル「第四梶ケ谷架道橋」に集合。区社会福祉協議会のボランティア体験学習のメンバーも参加し、総勢65人で作業に当たった。

 スプレーなどで描かれた落書きは壁面約100メートルにわたっており、参加者は瞬く間に汗だくに。約2時間、落書きの上からグレーのペンキを塗り重ね、丁寧に消していった。

 ケスンジャーは2005年、同区にある市立菅生小学校6年の児童が、近所の公園で同級生をののしる内容の落書きを発見したのを機に結成。メンバーがそれぞれの道を歩み、活動回数は年1回に限られるが、09年からは同区のサポートを受けながら続いている。

 取り組みは地域に浸透し、今回の参加者には子どもたちの姿も。ピンクの軍手を汚しながら奮闘した地元の市立梶ケ谷小学校3年の三浦結菜さん(8)は「きれいになって良かったし、もう誰にも落書きはしてほしくない」と笑顔で話す。6歳の息子と参加した西正仁さん(44)も「こうした機会で地域に関われることはありがたい」と充実感を得ていた。

 
 

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