
三浦市・初声地区の名所をテーマにした作品展が17日まで、ホテル「マホロバ・マインズ三浦」(同市南下浦町上宮田)で開かれている。同地区の風景を描いた絵画や伝統行事の様子を捉えた写真など約220点が並ぶ。
「黒崎の鼻の眺望」「長浜・矢作の夕陽(ゆうひ)」など同地区の8カ所が平成版の「初声八景」に選ばれたことを記念したもので、高校や美術サークルなど市内外から10団体が出品した。
会場を八つのコーナーに分け、八景それぞれを題材にした絵画や写真、俳句などを展示。「三戸海岸のお精霊流し」では浜辺の風景を描いた水彩画や、少年たちが泳いで船を引き、先祖の霊を送り出す盆行事を撮影した写真などを展示している。市内に住む主婦(54)は「たくさんあるすてきな場所にぜひ、足を運んでみたい」と話した。
市民有志らでつくる「三浦史蹟(しせき)名勝振興会」は南下浦、初声、三崎と市内3地区の八景を制定。会場では同会と同ホテルが作製した、計24の史跡や景色を紹介するマップも配布している。
午前10時から午後6時まで。入場無料。問い合わせは、同会事務局電話046(889)8910。