
一足先に秋の実り-。川崎市の特産「多摩川梨」とブドウの品評会が10日、川崎市宮前区宮崎のJAセレサ川崎の大型直売所セレサモス宮前店で行われた。
生産者の技術の向上などを目的に、市と同JAが毎年前期と後期に分けて開いている。この日は前期で幸水などのナシ86点、「藤稔(ふじみのり)」などのブドウ16点が出品され、大きさや形、糖度、色つやの良さなどが審査された。
組合長は「今年は開花が早く、1週間前倒しで品評会を開いた。心配された台風12号、13号の農作物への被害もなかった。市民の皆さまに都市農業への理解を深めていただけたら」と話した。猛暑が続き、ナシは全体的に小ぶりだが、甘さは十分という。
品評会の後、市民向けの即売も行われた。後期は24日、市農業技術支援センター(多摩区菅仙谷)で行われる。