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海老名のものづくりを学ぼう 小学生が地元工場を見学

話題 | 神奈川新聞 | 2018年8月11日(土) 02:00

「雪印メグミルク」海老名工場で生クリームの品質を確認する様子を見守る小学生ら=海老名市中新田
「雪印メグミルク」海老名工場で生クリームの品質を確認する様子を見守る小学生ら=海老名市中新田

 海老名市内に立地する大手企業の工場などを市内在住の小学生らに見学してもらう市主催の企画「ものづくり探訪隊」が10日、今夏最後の日程を終えた。2、9、10日の3回実施し、保護者を含む計約110人が参加。未知の製造現場などを目の当たりにし、さまざまな仕事やそこで働く人々、こうした事業所のある地元への関心を高めた。

 9日に小学5、6年生32人が訪れたのは、乳業大手「雪印メグミルク」の海老名工場(中新田)。同社が首都圏の基幹工場として位置付ける施設だけに、小学生らは巨大な設備の数々に驚いていた。

 製品の安全安心を確保するための多くの工程や検査を行う光景を見学コースから見守った。同工場が県央地区を中心に県内や都内の学校給食向け牛乳も供給することから、普段の給食で飲む牛乳を4種の中から当てる飲み比べも行われた。

 5年生の女子(10)は「いろんな工夫をして牛乳が作られていたことを知り、大切に飲もうと思った」と話した。


「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」海老名工場で生産ラインを興味津々に見つめる小学生や保護者ら=海老名市上河内
「コカ・コーラ ボトラーズジャパン」海老名工場で生産ラインを興味津々に見つめる小学生や保護者ら=海老名市上河内

 10日は清涼飲料の製造・販売大手「コカ・コーラボトラーズジャパン」の海老名工場(上河内)に小学1~4年生と保護者の20組40人が訪問。海老名が市制移行したのと同じ年の1971年完成の工場で、同市出身の母親からは「自分も子どもの頃から工場を知っていたが、内部には初めて入った」と感慨の声も。

 参加者らは、ペットボトル飲料にラベルが装着され、瞬く間にベルトコンベヤー上を運ばれていく様子などをじっくりと観察。3年生の女子(8)は「いろいろな飲み物が作られていて、海老名のすごいところを知ることができてうれしかった」と述べた。

 今夏の「ものづくり探訪隊」は製造業のほか、神奈川西郵便局(中野)、県立産業技術総合研究所(下今泉)も企画に協力し、小学生らの見学を受け入れた。

 市商工課は、「子どもたちには夏休みの宿題に生かしてもらうとともに、今後も地元・海老名への関心を高めてもらう機会になればいい」と期待していた。

 
 

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