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演劇鑑賞会絶やすな 平塚で8、9日に無料公演

話題 | 神奈川新聞 | 2018年8月7日(火) 02:00

無料公演の参加を呼び掛ける大蔵律子・前平塚市長(左端)=市役所
無料公演の参加を呼び掛ける大蔵律子・前平塚市長(左端)=市役所

 戦後の娯楽として演劇を全国各地で広めてきた鑑賞団体「演劇鑑賞会」が、岐路に立たされている。県内の会員数はおよそ10年で3分の1以下の5千人まで激減、運営も窮地に立たされている。そんな中、平塚市の「ひらつか演劇鑑賞会」が実行委員会を立ち上げ、8、9日にアマチュア劇団の公演を開催、無料で会員以外も見られるようにし、新たな愛好者の発掘につなげようとしている。

 演劇鑑賞会の起源は1948年、勤労者のための演劇普及を目的に発足した「東京労演」。50年代から全国に拡大し、割安の会員費でプロの劇団を見られる「市民劇場」や「演劇鑑賞会」として日本の演劇文化を下支えした。

 県内の団体をまとめる県演劇鑑賞団体連絡会には、かつて11団体が加盟したが2011年以降、3団体が相次いで脱退。06年に1万6千人以上いた会員は高齢化などにより、現在約5千人となった。ひらつか演劇鑑賞会の鈴木昌子事務局長は「趣味の範囲を脱することができず、演劇の感動を広めきれなかった」と話す。

 1991年に発足した、同会も会員減に悩む。これまで計162回の公演を重ね、96年には最大1600人の会員数を誇ったが、現在は300人ほど。会員費の減少で運営は苦しく、年6回の公演を今年から5回に減らさざるを得なくなった。

 そこで「平塚の演劇文化を衰退させてはいけない」と立ち上がったのは、同会会員でもある前平塚市長の大蔵律子さん(79)。大蔵さんを実行委員長として、会員以外でも参加できる無料の「市民演劇鑑賞のつどい」を企画した。

 「つどい」は8日(午後6時半開演)、9日(同1時開演)に市中央公民館で開催。両日とも市内で活動するアマチュア劇団による「月光の夏」と「チェーホフ作“三人姉妹”の市民劇団上演奮闘録」の2演目が上演される。

 当日はこれまで上演した演劇のポスターを展示し、アピールする予定。大蔵さんは「劇団にとっても鑑賞会は貴重な発表の場。少しでも多くの人が演劇に触れる機会になってほしい」と呼び掛けている。

    ◇

 演劇鑑賞会の入会費3千円(大学生と障害者は2500円、高校生以下2千円)で、会員費は月2700円(大学生と障害者2500円、高校生以下千円)。問い合わせは同会電話0463(24)3265。

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