2020年東京五輪・パラリンピックで相模原市内を事前キャンプ地とするブラジル代表水泳チームが、都内で開かれる「パンパシフィック選手権」(9~12日)に参加するために来日し、10日まで相模原市内のプールで調整練習を行っている。東京五輪のテストキャンプを兼ねており、本番同様に市内のホテルに宿泊して練習施設の使い勝手を試している。
市内を訪れているのはブラジル代表水泳チームの選手20人とスタッフ16人。7月29日に来日し、同31日夜に歓迎レセプションが市内で開かれた。光明相模原高校和太鼓部(同市南区)の生徒が演奏を披露し、ブラジル料理などが振る舞われた。
チームはさがみはらグリーンプール(市立総合水泳場、同市中央区横山)で練習に取り組んでいる。昨年の世界水泳選手権50メートル平泳ぎで2位となり、東京五輪でメダルが期待されるジョン・ゴメス・ジュニオール選手(32)は「国際基準の素晴らしいプールで泳ぎやすい。皆さんから歓迎を受けてうれしい」と話していた。
チームは練習を8月7日まで一般公開している。いずれも午後5時半から1時間程度で、申し込みは不要。
市は昨年6月にブラジルオリンピック委員会と覚書を交わし、水泳チームのほか、女子バレーボール、女子サッカーチームなど8種目の事前キャンプ地となることが決まっている。また、カナダ代表のボートチームも同市緑区の県立相模湖漕艇(そうてい)場を拠点に事前キャンプを行う。