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南米移民の歴史に光を JICA横浜で企画展

話題 | 神奈川新聞 | 2018年7月23日(月) 10:15

在日日系ブラジル人の歴史や日常をテーマにした企画展会場=JICA横浜海外移住資料館
在日日系ブラジル人の歴史や日常をテーマにした企画展会場=JICA横浜海外移住資料館

 日系2世、3世の入国と就労を可能とした入管難民法改正・施行から約30年を迎え、日系人の歩みや現在の活躍に光を当てた企画展「日伯110年の絆-在日ブラジル人」が、横浜市中区のJICA横浜海外移住資料館で開かれている。約50点の資料を通じ、両国の長年の結び付きと、日本社会の一員として奮闘を重ねた日系ブラジル人の姿を紹介している。9月2日まで。

 手狭な台所で独り料理をする男性の横顔、母国に暮らす家族の声を聞こうと電話ボックス前に列を作る人たち、工場の作業に汗を流す姿。展示されているのは、いずれも日本在住の日系ブラジル人写真家マエダ・ジュニオールさんが撮影した作品だ。

 会場で目に飛び込んでくるモノクロ写真の数々は、来日した日系ブラジル人の出稼ぎ労働者が日常で抱えた孤独やささやかな喜び、母国への郷愁を静かに伝える。ボサノバ歌手や企業経営者など、日本で多彩な活躍をする姿も紹介している。

 日本人移民の第1陣は1908年6月18日、ブラジル・サントス港に到着。戦前には約18万9千人、戦後には約7万1千人が移住したという。ブラジル経済の低迷と日本の労働者不足から80年代中ごろから日系人が就労目的で来日するようになり、90年の入管難民法の改正を境に急増した。

 会場では、同法改正当時のパスポートや新聞記事のほか、90年代に日系ブラジル人向けに発行された漫画冊子なども展示。工場や建設現場の求人情報を載せた就職ガイドのページでは、横浜や長野など各地域から募っており、当時の労働状況の一端をうかがい知ることができる。

 同資料館でガイドボランティアを務める伊藤宏さん(78)は「昼夜を問わず働いた出稼ぎ労働者の人たちが日本の発展を支えてくれた。その陰の力に注目してほしい」と話している。

 入館無料。午前10時~午後6時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。問い合わせは、同資料館電話045(663)3257。

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