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本尊の観音像、12年ぶりに開帳 小田原・欠ノ上観音堂

話題 | 神奈川新聞 | 2020年4月21日(火) 05:00

ご開帳での法要。厨子内の観音像から御手糸が堂外に伸びる=欠ノ上観音堂
ご開帳での法要。厨子内の観音像から御手糸が堂外に伸びる=欠ノ上観音堂

 戦国期から江戸初期にかけての僧・弾誓(だんぜい)上人の作と伝わり、秘仏とされている欠ノ上観音堂(小田原市久野)本尊の観音像が17日、開帳された。開帳は12年に1度で、地元住民らが祈りをささげた。

 観音像は像高約60センチの木造立像で、観音堂の厨子(ずし)に安置されている。開帳では厨子が開かれ、観音像の左手から伸びた御手糸(みていと)が境内に建てられた高さ5メートルほどの回向柱に結ばれた。柱に触ることで観音菩薩(ぼさつ)と結縁の御利益が得られるという。法要では近隣寺院の住職らが観音像を前に読経を行った。

 今回の開帳は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、実行委員会は式典などを大幅に縮小、地元住民には午後9時までの長い開帳時間を周知し、混み合わない時間帯の参拝を呼び掛けた。瀬戸祐明実行委員長は「開帳は祈りの場、そういう機会をつぶしたくなかった」と話していた。

 
 

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