町工場を自由研究のテーマに-。夏休み中の子どもたちが、横浜市都筑区内にある中小製造工場の仕事を学び、工作体験や作業の現場も見学できるイベント「まち工場探検隊」が7月下旬から8月下旬にかけて開かれる。ものづくりのやりがいや面白さを子どもに知ってもらおうと、町工場と区が連携して今年初めて開催する試みだ。
都筑には中小製造工場が数多くあり、区は独自の技術を持つものづくり企業の製品や技術を「メイドインつづき」と銘打ってPR、販路開拓や企業間交流などを支援している。今年5月現在で35社が参加し、今回の企画にも協力する。
イベントの核は町工場の従業員が指導する「ものづくり体験」で、28日午後1時から同区役所で開催。町工場の素材を利用した風鈴作りや、型抜きされた平らな段ボールを折って立体物を組み立てる工作、廃材を使う自由工作、はんだ付けによる電子工作など6コースから選び、夏休みの自由研究作品にもなる。費用は無料。小学生を主な対象とし、未就学児や中高生も参加できる。事前申し込みは不要だが、先着順で材料がなくなり次第終了する。
区内のものづくり現場を訪問見学する「まち工場探検」も8月下旬に行われ、申し込みは7月28日の「ものづくり体験」の会場で受け付ける。また26日から8月2日まで、「メイドインつづき」に参加する町工場の仕事を紹介するパネル展が同区役所で開かれる。
イベント詳細は区のホームページで確認できる。問い合わせは区政推進課電話045(948)2227。