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優しい味の〝公園産〟蜂蜜いかが? 横浜・新杉田公園

話題 | 神奈川新聞 | 2020年4月12日(日) 11:12

養蜂家の飯倉さんの手ほどきを受けて、蜂の育成をしている=横浜市磯子区
養蜂家の飯倉さんの手ほどきを受けて、蜂の育成をしている=横浜市磯子区

 西洋ミツバチの飼育を通じ、地域の自然環境を学ぶ教育プログラム「はち育」に力を入れている新杉田公園(横浜市磯子区)が、園内で採取した「蜂蜜」を販売している。巣箱から半径3キロ先まで飛ぶといわれるハチが集めてきた蜜は、口に含むと野山の花々が浮かぶ香りが豊かなもの。「優しい味がする」と口コミで人気が広がっている。

 各地の公園を管理する横浜緑地(磯子区)は2013年、園内に体験型の学習施設があるアメリカ山公園(中区)で養蜂を開始。ハチの生態を通じて学ぶ自然体験教室が好評だったため、小田原、横須賀と規模を拡大してきた。

 新杉田公園では、アメリカ山公園で育てていたハチの一部を移し、18年にスタート。大仙養蜂園(横須賀市)の飯倉剛さんにレクチャーを受けながら、公園所長の三村忍さんらスタッフが、約1万5千匹のミツバチを管理している。

 飼育をする上で最も配慮しているのは「人間とハチの共存」(三村さん)。園内の野球グラウンドや芝生広場の利用者を襲うことがないように、ハチのストレスを減らすことが大切といい、巣箱の換気や温度管理などに気を配る。


新杉田公園内で販売するハチミツなどを手にした所長の三村さん(左)とスタッフ=横浜市磯子区
新杉田公園内で販売するハチミツなどを手にした所長の三村さん(左)とスタッフ=横浜市磯子区

 餌に砂糖水を使う養蜂場もあるが、園内では自然の花の蜜を固めたものを使用。やぐらの上に設置された二つの巣箱の中では、それぞれ1匹ずつの女王蜂を筆頭に社会が形成されている。

 公園では、遠心分離機を用いた採蜜を披露するほか、ハチが花々を行き来することで植物が受粉するなど、ハチが生態系に与えている影響などについて語るワークショップを不定期で開催。「『寿命が40日ほどの働き蜂が一生をかけて集める蜂蜜は、ティースプーン1杯ほど』と伝えると、毎回驚きの声が上がるんです」と三村さん。年に1度、近くの横浜市立梅林小学校(磯子区)で出張講習も開いている。

 園内で採取した蜂蜜は18年の秋から商品化。公園から近い「いそご地域活動ホームいぶき」(同区)に瓶詰めを依頼し、販売するなど、地域連携にも一役買っている。

 「『どこでハチを飼ってるの?』と驚かれることが多い」と三村さん。桜、ネズミモチ、バラ、ヒマワリなどいろいろな花の香りがする百花蜜は、「一般のものよりも味が濃い」と評判だ。「ハチたちが、令和元年に集めてきた蜜。ぜひ味わって」とPRしている。

 瓶詰めの蜂蜜は、30グラム(500円)、160グラム(1800円)の2種。蜂蜜を使用したキャンディー(400円)も扱う。問い合わせは、新杉田公園レストハウス電話045(776)3313。

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