新型コロナウイルス感染者の治療に当たる医療関係者向けに、顔を保護するフェースシールドを3Dプリンターで作る方法を神奈川大学の道用大介准教授(経営学部)が開発し、データを無料公開している。
感染を防ぐ医療防護具が不足しつつある中、文房具のクリアファイルを代用するアイデアを採用した。道用さんは「装着感が良いものを一度に大量に製造できるよう設計した。身近な材料で簡単に作れるので医療現場を支えたい」としている。
フェースシールドは頭に装着することで顔全体を覆うことができ、ウイルスの飛沫(ひまつ)感染を防ぐ。道用さんが開発したフェースシールドは3Dプリンターで成形した樹脂製のフレームとクリアファイルと組み合わせて作製する。フレームは消毒すれば繰り返し使うことが可能という。
データと製作方法は神奈川大のウェブサイト(https://www.kanagawa-u.ac.jp/news/details_20062.html)からダウンロードできる。