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新しい土産「みなとねこ」 しっとりスイートポテト

話題 | 神奈川新聞 | 2018年6月30日(土) 11:46

新たな横浜土産として考案された「みなとねこスイートポテト編」
新たな横浜土産として考案された「みなとねこスイートポテト編」

 バーが集まる横浜・吉田町(同市中区)から、新しい横浜土産が誕生した。「みなとねこスイートポテト編」。街を象徴する酒ではなく、誰でも味わえる洋菓子だ。手に取った菓子から吉田町を知ってもらい、多くの人を呼んで地域活性化につなげることも目的にしている。

 みなとねこは国産のサツマイモを使った焼き菓子で、しっとりして滑らかな口当たりが特徴。甘すぎず食べ応えがあり、子どもから大人まで楽しめる。アルコールは含んでいない。今月から、JR新横浜駅構内のグランドキヨスク新横浜で販売が始まった。

 考案したのは、吉田町のバー「バレルポッド」の原田将樹さん(36)と倉本淳哉さん(36)。2年ほど前、常連客から「横浜はお土産の種類が固定化していて、新しい物がない」と聞いたことをきっかけに「バーが発信したお土産を作りたいと考えた」と原田さん。常連客を通じて土産物を扱う企業と打ち合わせを重ね、菓子を作ることを決めた。

 店舗で旬の果物などを使ったオリジナルの酒を提供しており、当初はその技術を生かした商品を考えた。しかし、2人とも菓子を扱うのは初めて。作り手や包装用の箱などの手配がうまくいかず、計画はいったん中止に。だが、菓子業界に詳しい客がいたことから生産を請け負う工場を紹介され、ノウハウを教わりながら実現にこぎ着けた。

 商品にスイートポテトを選んだ理由は「店舗で提供しているサツマイモのカクテルに近いと感じたから」(倉本さん)。茶色を基調にしたパッケージは海や船といった横浜らしいデザインを避け、店のモチーフである猫のイラストをあしらった。原田さんは「どうして猫なのかな、と思った人が調べてみて、横浜のバーが販売していることや、吉田町について知ってもらえたら」と期待する。

 売れ行きは好調。倉本さんは「街のことを広める活動をしながら売ることが大事。これを機に『バーを巡るなら吉田町』というぐらいになればいい」と話す。

 「みなとねこスイートポテト編」は4個入り1080円、6個入り1620円。問い合わせは、バレルポッド電話045(262)1221。


お菓子を考案した原田さん(左)と倉本さん=横浜市中区
お菓子を考案した原田さん(左)と倉本さん=横浜市中区
 
 

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