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太宰「斜陽」ゆかり 小田原で9年前消失「雄山荘」資料展

話題 | 神奈川新聞 | 2018年6月18日(月) 11:08

新聞記事の切り抜きや関連書籍・雑誌なども並ぶ「『斜陽』の家 雄山荘資料展」=おだわら市民交流センターUMECO多目的コーナー
新聞記事の切り抜きや関連書籍・雑誌なども並ぶ「『斜陽』の家 雄山荘資料展」=おだわら市民交流センターUMECO多目的コーナー

 没後70年を迎える今も根強いファンを持つ小説家太宰治が「斜陽」の構想を得た場所として知られ、9年前に焼失した旧別荘「雄山荘」を紹介する「『斜陽』の家 雄山荘資料展」が、小田原駅東口のおだわら市民交流センターUMECO多目的コーナーで開かれている。19日の桜桃忌には朗読会を開催し、太宰と小田原の縁(えにし)をしのぶ。入場無料、24日まで。

 1930年に旧下曽我村(小田原市曽我谷津)に建てられた雄山荘(当時は大雄山荘と呼称)には戦争中、太宰が交際していた歌人太田静子が母とともに疎開。太宰も滞在したことがあり、そこでの暮らしをつづった静子の日記を基に代表作「斜陽」を書いた。

 資料展はUMECOの主催で、施設登録団体である小田原鉄道歴史研究会と西さがみ文芸愛好会が協力。雄山荘の歴史や静子と太宰の交流、「斜陽」執筆の経緯などを丹念に調べた年表や図解などを作成した。


雄山荘にまつわる年表や、焼失前の姿を写した写真も展示されている
雄山荘にまつわる年表や、焼失前の姿を写した写真も展示されている

 このほか、雄山荘の写真や間取り図、復元模型、太宰と雄山荘にまつわる書籍や雑誌、2009年12月26日に不審火で焼失した際の新聞記事など、60点以上が並ぶ。

 開催を知った人から寄せられた太田静子の着物も先月下旬から展示。会場に置かれた感想ノートには「読み応えがあった」「雄山荘は保存運動があったのに、失われ残念」などの声が寄せられている。

 太宰は「斜陽」発表の翌年の1948年6月13日、愛人と玉川上水で入水。誕生日の19日に遺体が見つかり、この日が忌日(桜桃忌)とされた。


資料展が始まってから情報提供があり、展示されるようになった「太田静子」の着物
資料展が始まってから情報提供があり、展示されるようになった「太田静子」の着物

 文芸愛好会の朗読グループ「さくらの会」による「桜桃忌ろうどく会」は19日午後2~3時、UMECOの会議室で。無料。「斜陽」、静子と太宰の娘である作家太田治子さんの「明るい方へ」など5作品を抜粋して朗読する。

 資料展、朗読会の問い合わせはUMECO電話0465(24)6611。

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