国内初のコンテナ船の就航50周年を記念した企画展「ならべて積んで半世紀~コンテナ船の歩み~」が、日本郵船歴史博物館(横浜市中区)で開かれている。7月16日まで。
コンテナは世界共通の規格サイズで作られた「箱」を使った輸送手段。天候に左右されることなく荷役可能で費用も時間も大幅に削減できることから輸送量は飛躍的に伸び、コンテナ船は世界を結ぶ海上輸送の主役に躍り出た。
今年は、日本初のフルコンテナ船「箱根丸」が就航した1968年から半世紀に当たる。また今年4月には、川崎汽船、商船三井、日本郵船の邦船3社が設立した合弁会社「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」が定期コンテナサービスが始めた。日本郵船グループがコンテナ船事業の統合という大きな転換期を迎えたことから企画した。
展示では、100分の1サイズの箱根丸をはじめ、鎌倉丸、春日丸など郵船の歴代コンテナ船の模型など計39点を紹介。神戸港で導入された国内初のコンテナクレーンやコンテナトレーラーの模型もあり、海運と陸運に革新をもらたしたコンテナの歴史をたどることができる。
開館時間は午前10時~午後5時、月曜休館。入館料は一般・大学生400円、65歳以上・中高校生250円、小学生以下無料。問い合わせは同館電話(045)211)1923。