純国産の絹の魅力を知ってもらおうと「宝絹(たからぎぬ)展」が21日、川崎市川崎区の川崎大師平間寺の信徒会館で始まった。入場無料で23日まで。蚕糸・絹業提携グループ全国連絡協議会の主催。
会場には、蚕の成長から糸や組みひも、織物になるまでの過程をパネルや実演で紹介。遺伝子組み換えにより作られた「光る繭」、女子美術大(相模原市南区)の学生が制作したバッグなどが並ぶほか、シルクミサンガ作り、繭クラフトなどのワークショップ(無料)も開催する。
協議会の代表幹事は「北関東では、だるまは繭玉に似ていることから養蚕振興の守り神になっている。(だるまが名物で)つながりのある川崎大師で初めて開催できた」と話し、来場を呼び掛けている。