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看病中も寂しくないよ 県立センターがきょうだい児預かり

話題 | 神奈川新聞 | 2018年6月11日(月) 10:39

学生ボランティアと小児患者きょうだいの一時預かりに当たる小林さん(左) =横浜市南区の県立こども医療センター
学生ボランティアと小児患者きょうだいの一時預かりに当たる小林さん(左) =横浜市南区の県立こども医療センター

 寂しくさせない、患者のきょうだいも-。県立こども医療センター(横浜市南区)に入院する小児患者のきょうだい児預かりの活動が広がっている。スタートから12年。週1日から週3日となり、ボランティアも増えた。当初から携わる保育士で非常勤職員の小林二美江さん(51)=同市保土ケ谷区=は「苦労しながら、頑張る家族の力になりたい」と力を込める。

 入院児のきょうだい児は、基本的に小学生以下は病室に入れない。家族が看病の間にきょうだい児を預かる活動は、市民による院内ボランティアグループ「オレンジクラブ」が2006年6月に本格的に始めた。午前10時半~午後4時のうち原則1時間。未就学児を対象に5階待合室で預かっている。

 長く毎週水曜だけだったが、利用する家族の要望もあり、昨年4月から月曜も受け入れ、今年4月からは金曜も加わった。担当するボランティアは4、5人の時期もあったが、現在は学生も含め35人を超える。

 「『週3回になるんですね。とても助かります』と喜ぶ声をいただいています。(病室に入れない)子どもがぽつんと一人で看病する家族を待つことはさせたくないですね」。現場をマネジメントする小林さんは笑顔を見せる。

 自身の子育てが一段落し、保育園で保育士を務める中、仕事に生かせるのではと長くボランティアとして携わってきた。経験豊富だったこともあり、昨年7月に病院から非常勤職員としての雇用を打診され、他のボランティアに後押しされて引き受けた。「責任ある立場に変わりはない。ケガや事故がないように環境を整えたり、ボランティアの負担を減らしたりするように心掛けている」

 特に安全面に気を配る。目が届くようにと、2歳児以下を対象に年齢に応じた間隔で睡眠時の呼吸の有無を確認する取り組みを導入したり、玩具の入れ物も木製からポリエチレン製に変えたりした。

 時には人手やスペースが足りないため、断るケースもあるといい、より広い専用部屋の確保などの課題も残る。ただ、将来的にはボランティアを増やし、月曜から金曜まで預かれるのが目標だ。

 「子どもの治療のために病院に通う家族の姿を見ると、頑張ろうと私自身が励まされることもある。近隣の保育園や、患者家族が宿泊できる滞在施設内のきょうだい児保育サービスと連携しながら、受け皿になりたい」と力を込めた。

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