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戦艦「三笠」に感激 英バロー元市長60年越し横須賀訪問

話題 | 神奈川新聞 | 2018年6月11日(月) 10:29

記念艦三笠を見学するマーフィーさん(右から2人目)
記念艦三笠を見学するマーフィーさん(右から2人目)

 英国バロー市で建造された戦艦「三笠」が保存されている三笠公園(横須賀市稲岡町)を、バロー市の元市長で市議のジョン・マーフィーさん(69)が8日、訪れた。訪問を待望していたというマーフィーさんは、“ふるさと”を同じくする艦船を感慨深げに見学。建造時の設計図の写しなどを、保存会にプレゼントした。

 三笠は、明治政府がヴィッカース造船所(現・BAEシステムズ・ランド・システムズ)に発注した戦艦の1隻。当時の最新鋭艦は1902年に完成し、連合艦隊の旗艦として活躍。26年に横須賀で保存された。

 マーフィーさんは現在、同艦にちなんで名付けられた「ミカサ通り」に住む。三笠や旧日本海軍の歴史を勉強してきたといい、日本へのプライベート旅行の行き先の一つに、横須賀を選んだ。

 マーフィーさんは艦内の士官室で、保存会の荒川堯一理事長らと歓談。どちらも造船の町として発展してきた2市の歩みなどについて会話を弾ませた。

 マーフィーさんは「長い間、三笠に会うことを待ち望んでいた。60年かかってようやく来られた」と喜びもひとしおの様子。「建造から時間がたっても、よく手入れされ、地域で愛されていることが分かってうれしかった」と感慨深げに話した。

 マーフィーさんは三笠公園のほか、ヴェルニー記念館(同市東逸見町)や横須賀しょうぶ園(同市阿部倉)などにも足を延ばし、横須賀観光を満喫した。

 
 

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