1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 先端技術と伝統融合 連携し新たな工芸創造

小田原箱根商議所 × 関東学院大
先端技術と伝統融合 連携し新たな工芸創造

話題 | 神奈川新聞 | 2018年6月4日(月) 17:04

新しい製品開発を目指し協定書に署名した鈴木会頭(左)と関東学院大学の規矩学長(右)=小田原箱根商工会議所
新しい製品開発を目指し協定書に署名した鈴木会頭(左)と関東学院大学の規矩学長(右)=小田原箱根商工会議所

 関東学院大(規矩大義学長)の「材料・表面工学研究所」が小田原市内に移設されたことを契機に、小田原・箱根地域の伝統工芸や最新の工業品と大学の先端技術を組み合わせ、新たな製品開発を目指す取り組みが始まる。同大学と小田原箱根商工会議所(鈴木悌介会頭)が包括的連携協定を締結。当面は両者の関係を密にする環境づくりからスタートさせる。

 勘と経験で受け継がれてきた技術を、科学的にデータ化することで若い職人にフィードバックすることも視野に入れた今回の取り組み。同商議所工業ものづくり部会が、2年前に同大学材料・表面工学研究所を視察。その後、湘南・小田原キャンパス(同市荻窪)に同研究所が入った国際研究研修センターが2017年4月に開設されたことから、急速に両者の関係が近くなった。

 同商議所が大学と連携協定を結ぶのは初めて。5月25日の協定調印式で鈴木会頭は「ライフスタイルが変わる中で、伝統的なものだけでは需要を喚起するのは難しい。新しい技術と伝統の物作りを融合すれば新しい技術が生まれてくるはず」と述べ、同商議所が昨年度に工業部会と工芸物産部会を統合した点も踏まえ、協定の意義を語った。

 規矩学長も「この地域はコンパクトな範囲にさまざまな産業があり、大学全体で見ても魅力的な学びの場。研究所は素材の改質・加工を扱う分野だが、実業界の課題を教えていただきたい。解決策を勉強する中で、私たちの技術も高まっていけたら。社会に役立つ技術の研究を進めたい」と述べ、相互に学びがあることを強調した。

 今後は大学の教授や事務スタッフと商議所会員が情報交換の会議・懇親会を開催。会報や部会新聞に研究情報や事業紹介の連載ページを設けるなど、相互理解を深めていく。気軽に行き来できる関係をつくることで、相談やアドバイスを受けやすくする狙いだ。

 同席した同商議所工業ものづくり部会の内田治光部会長は先端技術を扱う仕事をしており、「さまざまな相談ができることは非常にありがたい」と述べ、箱根物産連合会会長でもある露木清勝工業ものづくり部会委員は「木工全体を見ると、室町時代から続く技術もあるが、次の時代の伝統工芸が生まれてくればいい」と期待した。

関東学院大に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング