綾瀬、座間の両市が連携し、新たな観光振興に乗り出す。7月21日には両市の観光スポットを巡るバスツアーを初めて開催。綾瀬市の朝採りトウモロコシ、座間市のヒマワリといった“旬”の地域資源をPRし、誘客促進や消費拡大を目指す。
「『あやせ&ざま』究極の夏休みバスツアー」と銘打った企画は、綾瀬市の呼び掛けがきっかけ。同市は2016年から旬野菜の収穫などを体験できるバスツアーを実施している。今回、点在する名所や特産品に一度に触れてもらいたいとの考えで両市が一致した。
ツアーでは午前中に綾瀬市内でトウモロコシの収穫や試食を体験。市内産豚肉を使ったご当地グルメ「あやせとんすきメンチ」の試食、ブルーベリーの摘み取りも行う。
午後には座間市に移り、毎夏恒例の「ひまわりまつり」の会場で約10万本が咲き誇る栗原地区、歴代の名車約300台を展示する日産自動車座間事業所内の車庫「日産ヘリテージコレクション」を訪問する。
綾瀬市の古塩政由市長は昨年開催した定員50人のバスツアーで、市外からの参加者が7割であった点を踏まえ、ターゲットを首都圏に据える。「魅力あるものがコラボレーションできればもっと強力になる」
座間市の遠藤三紀夫市長も「お互いの良いところを出し合うことで、高め合える」と説明。“ヒマワリのまち”としての認知度について「相当上がっていると思うが、まだまだ上げられる」と意欲的だ。
バスは午前6時半の湯河原駅を起点に小田原、海老名、長後の各駅を出発する。全体ではさがみ農協綾瀬集出荷場から出発する。
午前9時~午後3時50分。参加費6500円。定員50人(抽選)。締め切りは7月6日午後5時。申し込み・問い合わせは、フォレスト電話0465(62)8150。