
横浜市磯子区は区内の障害者施設が運営する店舗を紹介するガイドブック「いそごでさがそ」を発行した。カフェや手芸品などの販売スペース計22カ所を写真付きで紹介。同区高齢・障害支援課は「心温まるすてきな店舗がたくさんある。ガイドブックを手に訪れてほしい」と話している。
同課によると、これまでは折り畳み式のマップを作製し、こうした店舗を紹介していたが、区民らになかなか浸透しなかったという。より多くの人に障害者施設の活動を知ってもらおうと、カラフルで写真をふんだんに用いたデザインのガイドブックを作製した。
ガイドブックはオールカラーでA5判、全18ページ。カフェや食堂のほか、自家製野菜やストラップ、刺しゅう製品、せっけんなどを販売する店舗を紹介している。
同課の清水純子課長は「見やすく、手に取りやすいように工夫した。施設の取り組みや魅力が伝わることで、障害がある人の社会参加が一層進んでほしい」と期待する。ガイドブックは計2千部を発行。同区役所のほか、区内の地域ケアプラザや地区センターで無料配布している。問い合わせは同課電話045(750)2492。