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地域に生かす女性の知恵や技術 19日に横浜で「見本市」

話題 | 神奈川新聞 | 2018年5月16日(水) 10:27

活動について話し合う(左から)藤原さん、三浦さん、安井さん =横浜市中
活動について話し合う(左から)藤原さん、三浦さん、安井さん =横浜市中

 「地域で生かす女性の活動見本市」と銘打ったイベント「2018春フェス!」が19日、横浜市開港記念会館(横浜市中区)で開かれる。主催するのは、50代の女性を中心に構成するNPO法人スーリールファム(同市港北区)。子育てや仕事が一段落した女性たちの知恵や技術を持ち寄り、楽しみながら社会に役立てようと活動している。

 理事長で編集者の藤原寿子さん(56)らが、コミュニティーカフェ起業塾で知り合ったことが活動のきっかけ。「私たちは『シルバー』ではないが若くもない世代。人生後半に向け、好きなことで世の中に役立ちたい」と、昨年4月にNPO法人を立ち上げた。

 50代は生活がある程度落ち着く年代。趣味などを通じたお菓子やアクセサリー作り、占いや化粧のアドバイスなどの高い技術を持っている女性も多いが、一方でそれを生かす機会は見当たらない。「もったいない。魅力的な活動があり、地域に生かせれば参加して動き始める人がいるのではないか」と藤原さん。参加者が「面白い」と感じることに重点を置き、「課題解決とともに、楽しいことをもっとやっていけばいい」と、それぞれの技術を役立てる場として年に2回の主催イベントを始めた。

 昨年11月の「秋フェス!」には計25の団体と個人が出展。ストレッチ、クリスマスリース作り、植物の寄せ植えといった体験のほか、手作りのパンやバッグなどを販売した。

 理事でライフオーガナイザーの安井恭子さん(53)は「女性それぞれの力はまだまだ活用できる。キャリアを持ち寄り、生涯現役で自分の力を発揮できる場があれば」。日本舞踊を元にした体操を教える副理事長の三浦妙子さん(54)は「会場では交流を促す声掛けをして、参加者同士のマッチングも心掛けた。自宅で自分だけでしていたことから接点が生まれ、自己実現につなげてもらえたら」と、イベントを機会に小さな起業が生まれることも期待する。

 「春フェス!」は19日午前10時から。入場無料。また、午前11時からタレントの結城アンナさんのトークショー(有料)も開かれる。問い合わせは、スーリールファムのメール(info@sourirefemme.or.jp)。

 
 

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