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厚木最古の保育所「ありがとう」 卒園生が感謝寄せる

話題 | 神奈川新聞 | 2018年5月15日(火) 02:00

約67年の歴史に幕を下ろし、お別れの集いが開かれた厚木市立厚木保育所=同市中町
約67年の歴史に幕を下ろし、お別れの集いが開かれた厚木市立厚木保育所=同市中町

 公立保育園の移転民営化で3月末に閉所した厚木市立厚木保育所(同市中町)の「お別れの集い」が12日、開かれた。同市が市制移行前の厚木町だった頃の1950年に開所、市内で最も歴史の古い公立保育所だった。今後の園舎取り壊しを前に、卒園生や保護者、過去に勤務した職員ら向けに1日限定で市が施設を開放した。多くの人が閉所を惜しみつつ、思い出を振り返っていた。

 「私たちが寂しくならないよう先生たちはいつも楽しませてくれた。おみこしを担ぐこともあり、弟や妹もお世話になった。卒園後も、小田急線の車内から見える園舎をのぞくのが楽しみでした」とは、卒園生で中学3年の女子生徒(14)=同市妻田北。

 同市中町に住む会社員の女性(34)は保護者の立場から感謝した。「子どもが1歳の時から4年間、預けた。広い庭で砂遊びもたくさんさせてもらい、のびのびと育ててもらった」。そばでは、5歳になった息子らがかつて慣れ親しんだ遊具を元気によじ登っていた。

 集いに合わせ、さまざまな企画も用意。歴代の所長や保育士から寄せられたメッセージを掲示したコーナーでは、その文面で子どもたちとの思い出をひもとくエピソードが数々披露されていた。近くの河原への散歩、野菜作り、園舎から見えるロマンスカー…。

 卒園生でその後に保育士となり、同保育所でも閉所間際まで勤務したという女性は、「私の人生がたくさん詰まった特別な場所」「幸せな毎日をどうもありがとうございました」とのコメントをつづっていた。

 同市は68年に東名高速道路・厚木インターチェンジの開通を機に交通の要衝として企業集積が進み、県央屈指の経済都市に発展を遂げた。そうした中、同市の玄関口といわれる小田急線本厚木駅にほど近く、働く保護者に代わって多くの子どもたちを見守ってきた同保育所。閉所まで約67年の歴史で卒園生の数は約2300人に上った。

 一方、近年は園舎の老朽化の進行に加え、民間活力の活用などの理由から移転民営化が決定。同保育所の閉所に伴い、市は移転先として旧・勤労福祉センター跡地(同市旭町)を民間法人に用意。同所で4月、厚木ふじの花保育園が開園し、厚木保育所の在園児童らも多く移った。


お別れの集いが開かれた厚木市立厚木保育所。ボードには感謝のメッセージが一面に貼り付けられた=同市中町
お別れの集いが開かれた厚木市立厚木保育所。ボードには感謝のメッセージが一面に貼り付けられた=同市中町

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