藤沢市は10日、片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂の3海水浴場の沖合6カ所で水質を調査した。午前中の調査結果(速報値)は、いずれの場所も水質に問題はなかった。
調査では、市職員が目視で透明度や油膜の有無をチェックし、採水器を投下して海面下約50センチの海水を採取。透明度は1メートル以上ある「全透」で、生活排水などによる水質汚濁の指標となる化学的酸素要求量(COD)の数値も前年より改善しており、「例年より水質が良かった」(市環境保全課)という。
結果判明に数週間かかる腸管出血性大腸菌O157などの数値とともに最終結果を県に報告する。県内各海水浴場の調査結果は6月上旬、県が取りまとめて公表予定。