
横浜市旭区の愛好家らがコレクションを展示する「世界の切手展」が、同区の区民文化センター「サンハート」アートギャラリーで開かれている。古今東西の約6千枚が一堂に会し、絵柄から歴史の移り変わりや世界の文化を楽しめる。愛好家グループ「横浜旭郵趣会」や同区文化振興会などの共催で、13日まで。
約20人の出展者はそれぞれ「世界の滝」「日本アニメ」「変型切手」といったテーマ別に台紙を制作。解説文付きの作品に仕上げた。年賀切手に登場した郷土玩具の実物を、絵柄と同じ角度で楽しめるよう机に配置したコーナーなど趣向を凝らした展示に、来場者は見入っていた。
同会は月1回、会員同士で切手を見せ合ったり交換したりして楽しんでおり、1997年から毎年展示会を開いている。
大橋一雄会長(85)は「小さい絵柄から、世界の文化や生活、景色を知ることができるのが切手の醍醐味(だいごみ)」と話し、来場を呼び掛けている。
午前10時~午後5時。無料。問い合わせは大橋会長電話045(391)0412。