社会福祉法人県社会福祉事業団は27日、運営する「児童養護施設すまいる」(川崎市川崎区浜町、入所児童数27人)の男性職員が、入所児童2人の氏名や支援記録などの個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。
同事業団によると、男性職員は今月16日夜、友人宅で酒を飲んで帰宅途中の路上で転んでけがをし、タクシーで病院に向かった際にUSBメモリーなどを入れたかばんを紛失したことに気付いたという。17日午後に川崎署に遺失物届けを提出したが、見つかっていない。
同施設ではUSBメモリーの持ち出しを禁じているが、男性職員は2人分のデータを個人所有のUSBメモリーにコピーし、持ち帰って自宅で仕事をするつもりだったという。同事業団によると、個人情報が悪用された事実は確認されていないという。