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東日本唯一のジンベエザメ死ぬ 八景島シーパラダイス「七海」

話題 | 神奈川新聞 | 2016年10月18日(火) 02:00

悠然と泳ぐ姿が多くの人に愛された雌のジンベエザメ「七海」(横浜・八景島シーパラダイス提供)
悠然と泳ぐ姿が多くの人に愛された雌のジンベエザメ「七海」(横浜・八景島シーパラダイス提供)

 横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)で約6年間にわたって飼育・展示されていたジンベエザメ「七海(ななみ)」が16日、死んだ。死因は調査中。ジンベエザメの飼育は難しく、水槽展示は東日本で唯一だった。

 七海は全長約6・9メートルの雌。2010年夏に千葉県館山沖の定置網に迷い込み、同年11月に同施設に運び込まれた。横35メートル、奥行き20メートル、水深6メートルの水槽で飼育され、「ゆったり悠然と泳ぐ姿が多くの人に愛されていた」(広報担当者)。

 普段は1日約17キロのオキアミなどの餌を食べるが、9月下旬に急に食べなくなった。一時は回復の兆しを見せたものの、10月15日から再び食べなくなり、飼育員や獣医師らが処置をしたが翌16日午後7時すぎに死んだ。

 同施設では14年7月に雄の「八兵衛」が死んでおり、ジンベエザメの飼育・展示はゼロに。広報担当者は「研究機関と死因を究明し、機会があればまた飼育したい」としている。

 
 

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