1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 地主と就農者マッチング 収穫物販売会も28日に藤沢で

地主と就農者マッチング 収穫物販売会も28日に藤沢で

話題 | 神奈川新聞 | 2018年4月26日(木) 12:59

「新鮮な有機野菜を多くの人に味わってほしい」と話す井上さん=藤沢市獺郷
「新鮮な有機野菜を多くの人に味わってほしい」と話す井上さん=藤沢市獺郷

 藤沢市と市内の新規就農者らでつくる団体が手を組み、2017年度から都市農業の活性化に向けて取り組んでいる。農地を確保したい就農者と、遊休荒廃農地に悩む地主をマッチングする試みで、既に各地で有機野菜などの生産が進む。28日には、事業などを通じて収穫した農産物の販売会「マルシェ」が藤沢駅北口前の歩行者道「サンパレット」で初めて開かれる。

 4月下旬、有機農家「にこにこ農園」(同市獺郷)で井上宏輝さん(41)が出荷作業に汗を流していた。レタス、ルッコラ、ミズナ、カブ…。育てた野菜を手作業で収穫し、箱に詰め込んだ。

 井上さんが就農したのは10年ほど前。市立白浜養護学校の教諭だったが「卒業生が働ける場所をつくりたい」と、県立かながわ農業アカデミーで学び、就農資格を取得した。かつて手つかずだった農地で有機野菜を生産している。

 井上さんのように新たに農業に挑戦する人は少なくないが、ハードルとなっているのが農地の確保。市農業水産課は「地主にとっては、代々守り抜いてきた土地を見ず知らずの人に貸すのは不安。実績のない新規就農者が農地を借りるのは難しい」と話す。

 一方、農家にとって荒れた農地が深刻な問題となっている。同課によると、市内の荒廃農地は計約9・95ヘクタール。農業者の高齢化や担い手不足などで増え続けており、近隣住民からは適正な管理を求める声が上がっているという。

 市はこうした課題を解消しようと、12年度に茅ケ崎市、寒川町と協定を締結、農地の情報を共有化して新規就農者と地主を引き合わせる事業をスタートした。17年度からは、就農者らでつくる「藤沢市新規参入者連絡会」とまちづくりパートナーシップを結び、荒廃農地の積極活用に乗り出している。

 同会会長の深瀬政利さん(58)は「市のバックアップはありがたい。マルシェや、農業体験などを通じて地域との交流も図っていきたい」と話す。

 28日のマルシェには、同会のメンバーでもある井上さんら新規就農者6人が参加。化学肥料や農薬を使わない有機野菜などを販売する。深瀬さんは「地元にも、おいしくて新鮮な野菜があることを多くの市民に知ってもらえたらうれしい」とPRする。毎月の定期開催も検討している。

 マルシェは、藤沢商工会議所などでつくる実行委員会の主催。午後2時~4時半。問い合わせは、同商議所電話0466(27)8888。


荒廃農地の手入れにいそしむ深瀬さん。トマト、キュウリの栽培にも意欲を燃やす
荒廃農地の手入れにいそしむ深瀬さん。トマト、キュウリの栽培にも意欲を燃やす

農業に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング