
3日のひな祭りにちなんだ展示が、川崎市多摩区の市立日本民家園で行われている。
同園では季節に合わせ、かつての村々で行われていた年中行事の展示をしている。園内の古民家、旧原家や旧北村家ではひな人形を展示。七段飾りのひな人形が古民家の座敷と調和し、暖かな日差しに包まれる中で来場者の目を楽しませている。
一方、伝統的な藍染めを気軽に体験できる「市伝統工芸館」ではひな人形をモチーフにした藍染め作品約15点を展示・販売。思い思いにデザインされたお内裏さまやおひなさま、三人官女が描かれた作品が一堂に並べられている。
同館は「気温や藍の状態で染め物の色は微妙に異なる。古くから親しまれてきた藍色の作品を見てほしい」と話している。
ひな人形の展示は11日まで。藍染め作品の展示は3日まで。月曜定休。問い合わせは、同園電話044(922)2181。