
毎春恒例の「鎌倉まつり」が8日、始まった。初日は1年間にわたって鎌倉観光のPRに取り組む「2018ミス鎌倉」が鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)でお披露目されたほか、若宮大路でパレードが行われた。15日までの期間中、流鏑馬(やぶさめ)や野だてなど、市内各地で催しが開かれる。
71人の応募から選ばれたミス鎌倉の3人は、いずれも大学生。大きな花をあしらった白や赤などの色鮮やかな着物に身を包み、市民や観光客らに鎌倉への思いを語った。
生け花や読書が趣味という梅田すずさん(20)=横浜市=は「鎌倉は表情豊かな町。すてきなイメージをより良いものとしていきたい」と意気込んだ。4歳からクラシックバレエを続ける田中紅音(あかね)さん(20)=同市=は「鎌倉には海、山、歴史など、たくさんの楽しみ方がある。皆さんが町を楽しむお手伝いがしたい」と語り、鎌倉で生まれ育ったコーリア留奈さん(21)=鎌倉市=は「得意の語学力を生かし、海外の方にも大好きな町をアピールしたい」と笑顔を見せた。

鎌倉まつりは市観光協会が主催し、今年で60回目。8日に開かれたパレードには甲冑(かっちゅう)を身に着けた人を含め、約1700人が参加した。