
横浜市港北区はスマートフォン向けの「港北区防災情報アプリ」の配信を始めた。インターネットが通じなくても地図が見られ、区内の地域防災拠点(避難所)や給水所の場所が分かるほか、通じる場合は衛星利用測位システム(GPS)機能で自分の現在地と状況をメール送信でき、平時は防災学習にも役立つ。市内18区で防災関連アプリを配信するのは初の取り組み。
アプリの地震マップは(1)区民モード(2)帰宅困難者モード-があり、(1)は区内の避難所や給水所、浸水や土砂災害の危険のある場所が、(2)は一時滞在施設の場所が分かり、それぞれ自分の現在地から避難所や滞在施設などへの経路も分かる。
位置情報付きメールは、件名に「無事です」「救助が必要です」などの定型文を選んで送信すれば、受信した相手が送信者の現在地を地図上で確認できる。
平時の防災学習では、地震のほか風水害や竜巻などへの備えも盛り込んだ。
同区総務課は「区民だけでなく、区内や周辺区の在勤・在学者にも役立ててほしい」と呼び掛けている。
アプリはアイフォーン端末は「アップストア」から、アンドロイド端末は「グーグルプレイ」から、それぞれ「港北区防災情報アプリ」で検索し、無料でダウンロードできる(古い端末では使えない場合もある)。問い合わせは、同課電話045(540)2206。