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日持ちしない「新玉ねぎ」を手軽に食べるための裏ワザとは

話題 | 神奈川新聞 | 2018年3月28日(水) 11:00

日持ちしない「新玉ねぎ」を手軽に食べるための裏ワザとは(写真:女性自身)
日持ちしない「新玉ねぎ」を手軽に食べるための裏ワザとは(写真:女性自身)

 3~5月に旬を迎える新玉ねぎは、甘く、みずみずしく、おいしいうえに、健康効果は無限大!

 「玉ねぎの健康機能性は非常に高いんです。新玉ねぎは、普通の玉ねぎよりみずみずしく辛味が少ないという特徴がありますが、栄養成分は同じ。特に注目すべき成分は『ケルセチン』、そして一般的には硫化アリルと呼ばれる『含硫化合物』で、どちらにも素晴らしい健康効果があります」

 こう力説するのは、日夜玉ねぎの研究に励む博士(農学)の岡本大作さん。新玉ねぎの健康効果を詳しく聞いた。

 「ケルセチンはポリフェノールの一種の黄色い色素で、一般的に食べられる野菜のなかでは玉ねぎにもっとも多く含まれています。体脂肪を減らす効果がある食品にも与えられる『特別保健用食品(トクホ)』の成分でもあります。つまり、ダイエット効果が期待できるんです」(岡本さん)

 ケルセチンがいちばん豊富なのは普通の黄玉ねぎの外皮だというが、さすがにそのままでは食べにくい。新玉ねぎの可食部でも十分摂取できるので、無理せず玉を食べればいい。このケルセチンに、ほとんどの生活習慣病の予防、改善効果があるという。

 「ケルセチンが強い抗酸化性を有することは、さまざまな研究によってすでに証明されています。まず、がん予防。動脈硬化、糖尿病などの予防にも効果があります。アレルギーの抑制もしてくれますし、紫外線から肌を守る効果も報告されています。最新の研究では、早期のアルツハイマー病の改善にも効果的といわれているんです。スゴイでしょ」(岡本さん)

 そしてもう1つの優秀成分が、昔から“血液サラサラ効果”で有名な含硫化合物だ。

 「含硫化合物は、ネギ類に特有の香りのモト。玉ねぎをはじめ、にんにく、にら、らっきょうなどのネギ属に多く含まれている物質です」(岡本さん)

 玉ねぎには、含硫アミノ酸という、硫黄を有する形で含まれているという。

 「血液の流れをよくする働きが有名で、血栓や動脈硬化の予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防など、血液や血管に関わる多くの生活習慣病を予防してくれます。さらに、気持ちを落ち着ける鎮静作用や、ビタミンB1と結合して疲労を回復させる作用もあります」(岡本さん)

 また、血糖値を下げる効用も見逃せない。糖尿病予防や改善には毎日食べるべきだが「切るのがめんどくさい!」という声も多い。そこで、手軽に毎食、食べられるようにと料理研究家の村上祥子さんが開発したのが「玉ねぎ氷」だ。

 「血糖値を下げる効果が高く、かつ身近な食材を探して、玉ねぎに行き着きました。血糖値は食事のたびに上がります。玉ねぎを毎食、手軽に食べられるようにするため、調理の手間を省いてくれる『玉ねぎ氷』が生まれたんです」

 そんな「玉ねぎ氷」の作り方を紹介。

 【材料:製氷皿2~3枚分
 新玉ねぎ…1KG
 水…1カップ

作り方
 (1)4等分した玉ねぎと水を耐熱ボウルに入れ、電子レンジ600Wで22分加熱する。
 (2)汁ごとミキサーに移し入れ、トロトロになるまでかくはんする。
 (3)冷めたら製氷皿に流し入れ、ふたをして冷凍庫で凍らせる。
 (4)製氷皿のお尻を水につけてから皿をひねって氷を取り出し、保存袋に入れて冷凍庫へ。

 「料理中のコンソメスープやお味噌汁にポンと入れるだけで、うま味が増しておいしくなります。辛味もマイルドになっているので玉ねぎが苦手な人でも大丈夫。うま味があるので減塩料理にも役立ちます。1個約25グラムですから、1日に2個食べれば毎日の摂取目安である50グラムがかんたんに食べられます!」(村上さん)【女性自身】

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