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チラシ作り講座が活況 川崎市内で続々

話題 | 神奈川新聞 | 2018年3月26日(月) 16:40

チラシが並ぶラックでは上部約3分の1しか内容が見えないことを確認する市民ら =川崎区役所
チラシが並ぶラックでは上部約3分の1しか内容が見えないことを確認する市民ら =川崎区役所

 催しの集客や仲間づくりのため、多くの市民グループがパソコン(PC)でチラシを自作しているが、川崎市内では今月、チラシ作りのこつを伝授する講座が相次いで行われた。作成ソフトの普及で誰でも作れる中、工夫次第でより大きなPR効果が得られるとあって、参加者たちは学習に余念がなかった。

 川崎区市民活動コーナー利用者会議と区が主催し、同区役所で5日に開かれた「仲間を広げる!チラシ作り講座」。市メディアコーディネーターの小山均さんを講師に、市民活動団体メンバーら11人が受講した。小山さんは「PCの技術だけで良いチラシは作れない」と指摘。効果的に作る心構えとして(1)誰に伝えるのか(2)何を伝えるのか(3)参加して「得」はあるのか-を明確にする必要があるとした。また区役所内にあるチラシが並ぶラックを見学し、チラシの上部3分の1しか見えないため、見える部分に強く訴えたい内容を盛り込むよう勧めた。

 受講者は班ごとに区内での催し物を想定し、集客の誘い文句を考えながら手書きで演習に取り組んだ。

 多摩区観光協会が主催し、同区役所で12日と19日の連続で開かれた「人が集まるチラシの作り方講座」では、区観光ボランティアの現役ガイドや志望者など22人が受講。講師はNPO法人「男女共同参画おおた」理事長で、各種講座の企画と広報を手掛ける坂田静香さんが務めた。

 坂田さんは、チラシの題名は参加者の「ゴール」が見える言葉を選び、疑問符「?」で終わる題名は避けるべきと助言。加えて「グループ討議」「全回参加が条件」などの文言も、参加を敬遠する人がいるので書かない方が良いとした。

 また子ども向けガイドツアー企画の場合、参加の可否を決める母親が見ることを想定してチラシを作るよう提言。さらに「人が来なかった前年のチラシの日付だけを変えても失敗を繰り返すだけ」と強調し、時に企画を見直すことも勧めた。

 講師らは催し参加のメリットを「得」や「ゴール」と表現し、それをチラシの前面に出すよう指導。川崎区の講座を受けた70代男性は「今後PCを使う場合も、技術よりプランが大切と知った」と話していた。

 
 

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