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夢実現へ「ほめて伸ばそう」 五輪水泳メダリストの立石さん講演

話題 | 神奈川新聞 | 2018年3月26日(月) 02:00

地元藤沢での思い出などを語る立石さん=藤沢商工会館ミナパーク
地元藤沢での思い出などを語る立石さん=藤沢商工会館ミナパーク

 2012年ロンドン五輪男子200メートル平泳ぎで銅メダルに輝いた立石諒さん(28)の講演会が25日、藤沢商工会館ミナパーク(藤沢市藤沢)で開かれた。同市出身で現在は水泳などスポーツの普及に取り組んでいる立石さんは、自身の経験を踏まえ、「スポーツでも勉強でも頑張っている子どもは褒めて」と、子どもを伸ばす指導法などについて語った。

 講演は、藤沢ライオンズクラブ(LC)の結成55周年記念式典の一環で、約200人が参加した。

 立石さんはロンドン五輪の2年前に競技生活で壁に直面したとき、母校の湘南工大付高の恩師に「夢があるなら最後まで諦めず頑張れ」と励まされたエピソードを披露し、「先生のおかげで五輪を目指すことができた」と振り返った。

 「小さい頃から水泳をやっていて、すごく褒めてくれる両親で良かった」という立石さん。一方で「最近、大会で子どもの泳ぎが悪かったりすると、コーチよりもまず、親が怒っているのを多く見掛ける。すごく心が痛む」と指摘。

 子どもへの接し方について、「指導者のコーチが怒るのは当然だが、親にも二重に怒られて泣いて家に帰ったらスポーツを嫌いになってしまう。両親には子どものいいところを探してほしい」と持論を語った。

 また講演に先立ち、記念式典が行われた。藤沢LCでは社会福祉や青少年の健全な育成などの取り組みに注力しており、高橋直大会長は「前向きに地域に根ざした奉仕活動を続けていきたい」と話していた。

 
 

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