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横浜の自助団体が集会
アルコール依存症、悩み共有が回復の力

話題 | 神奈川新聞 | 2018年3月19日(月) 10:30

講演した東海大准教授の稗田さん=横浜市中区
講演した東海大准教授の稗田さん=横浜市中区

 アルコール依存症からの回復を目指す横浜市内の自助グループが18日、同市中区の市健康福祉総合センターで集会を開いた。依存症に苦しんだ人や家族ら約300人が参加した。会員18人が体験談を披露、飲酒を断つために同じ悩みを抱える仲間と語り合うことの重要性などを訴えた。

 主催したのは自助グループ「AA(アルコホーリクス・アノニマス)」横浜地区の活動団体で、飲酒をやめたいと願う人たちが匿名で参加して活動するのが特徴。横浜市内では、27グループが定期的に集まり、依存症に至った経緯や治療、克服状況を語り合う「ミーティング」と称する活動などを続けている。年に1度集会を開いており、今回で17回目。

 この日、各グループの代表の男女18人が登壇、「感謝、手に入れた新しい生き方」をテーマにそれぞれ15分の持ち時間で体験談を発表した。

 ある男性は「アルコールに強くなかったが、39歳でうつ病になって酒量が増えた。専門医に依存症と診断された時は人生終わったと思った。家族を含めて相談相手がいなかった。紹介されたAAの仲間に共感してもらえ、気持ちが楽になった」と語った。

 また、別の男性は「人と関わりを持つことが苦手だった。親に隠れて19歳で毎日飲酒していた。入院治療後、偶然、誘われたイベント活動に参加し、自分でも気付かなかった生き方を発見できたことで酒をやめられた」と話した。

 ソーシャルワーカーの立場から講演した東海大学准教授の稗田里香さん=写真=は「依存症からの回復は医療行為だけでは限界がある。人生の物語を書き換えることは一人では難しい。話を仲間に聞いてもらえば、解体できて回復の力になる」と説明した。

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