川崎市中原区の二ケ領用水沿いのハナモモが順次、花を咲かせているのに合わせ、「第33回二ケ領用水・中原桃まつり」が25日、同区上小田中6丁目の中神地公園や同用水で開かれる。地元の有志らでつくる二ケ領用水・中原桃の会の主催で、フリーマーケットや祭りばやし演奏などが行われる。
戦前に全国の二大産地といわれるほど桃づくりが盛んだった同区の歴史を伝えようと、同会は30年余前から、竹橋(宮内)-神地橋(上小田中)間の約2キロに14種のハナモモを中心に、桜、梅を含め計約700本を植樹している。まつりでは、川崎発祥の伝十郎桃の植樹と桃の苗木プレゼント(抽選20人)も行われる。
「白い寒白や桃の節句に使われるピンクの矢口が現在七、八分咲き。濃い赤色の黒川矢口などがまつりの頃に見ごろになるといいですが」と同会は話している。まつりは午前10時~正午。雨天中止(小雨決行)。問い合わせは、同会の津脇さん電話044(722)8093。