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若者が定住する街へ 大学生が相模原市長に提案

話題 | 神奈川新聞 | 2018年3月14日(水) 02:00

卒業後も住み続けたくなるアイデアを市長に提案した学生たち=相模原市役所
卒業後も住み続けたくなるアイデアを市長に提案した学生たち=相模原市役所

 相模原市内に若者が定住する仕組みづくりを大学生が考え、加山俊夫市長らに発表する会合が13日、同市役所で開かれた。写真映えする足湯や、若者に部屋を無料で貸し出して室内をリフォームしてもらう空き家対策などを提案。通学するだけではなく、住み続けたくなるよう多彩なアイデアを発表した。

 市内の大学生らでつくる「学生主導型体験プロジェクトさがまち学生Club(29人)」が「若年層の定住促進のためのPRを考える」をテーマに検討を重ねてきた。

 同市内は大学が多いため、大学生世代(18~22歳)は転入超過である一方、卒業と同時に他都市へ移住し、住宅購入世代(30歳代)は2000年以降に転出超過になっている。

 3班に分かれた学生たちは画像を交えてアイデアを紹介。市内に温泉が多いことに着目した班は、会員制交流サイト(SNS)に投稿してもらえるよう、湯に季節の花や果物を浮かべたり、駅の中で楽しめたり、利用者に再び足を運んでもらうために無料券の配布を提案した。また、急増する空き家対策として、若者を対象に1年間家賃を無料にして自らリフォームしてもらうアイデアも寄せた。

 次の班は橋本地区の歩道に蓄光石を設置し、星空の中にいるようなイメージで印象的な街づくりを提案。最後の班はアパートにカフェを併設した複合施設を作り、住民がアルバイトできるなどの仕組みづくりを発表した。

 加山市長は「なるほどなあと思うことばかり。検討させていただいて、市では無理でも民間なら参加できることを一つでも実現できたら」などと感想を述べた。

 
 

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